Autodesk製品の教育期間限定ライセンス(学生版)についてまとめました。
CG業界の現場で使われている3DCGソフトの多くはAutodesk社が開発しています。
代表的な3DCGソフトにMayaや3dsMaxなどが挙げられます。
CG系の専門学校でもどちらかのソフトを教えてる学校が多いです。
とはいえ製品版は毎年259,600円の維持費がかかる高額なソフトです。
本来は個人が気軽に使えるソフトではないですが、CG学習を目的とした学生ならどちらも無料で自分のPCにインストールして使うことができます。
教育期間限定ライセンスとは?
教育期間限定ライセンス(以下、学生版)は、CG学習目的で使う学生に限定した無料のライセンスです。
※教員・教育機関も含まれます
ライセンス形態が違うだけなので機能制限はありません。
アップデートパッチやプラグイン・スクリプトも製品版と同じように使うことができます。
学習目的のライセンスなので、商用利用は認められていません。
※製品版で開くと「学生版のファイル」であるメッセージが表示されるようになっています。
学生版の対象者
学生版は"認定教育機関の学生"が対象です。
「認定教育機関」と言われると間口が狭そうに聞こえますが、以下のとおり一般的な学校・専門学校で学習目的なら基本OKです。
教育機関限定ライセンスの対象者 | Autodesk Knowledge Network
「認定教育機関」の要件を満たしている組織
認定教育機関例(民間、公的含め以下の例に限定されません)
- 中学校および高校
- 短期大学
- 大学、専門学校
- 政府から認められている自宅学習プログラム
学生版のライセンス期間
学生版のライセンス期間は1年間です。
1年を過ぎても学習目的であればライセンス更新が許可されています。
mayaの学生版のライセンス延長方法について - Autodesk Community- International Forums
学生版と体験版は何がちがう?
学生版とは別に「体験版」もあります。
違いは以下の通り。
学生無償版 | 体験版 | |
対象者 | 学生のみ | 誰でもOK |
ライセンス期間 | 1年間 ※在学中なら更新可 | 30日間 |
使えるバージョン | 最新版+過去3バージョン | 最新版のみ |
どちらも無償で使えるのは共通してますが、学生版の方が体験版より優遇されています。
学生なら迷わず学生版を使いましょう。
使えるバージョン
学生版は製品版と同じく、最新版+過去3バージョンが使えます。
バージョンはダウンロード時に選べます。また複数バージョンを入れることもできます。
例えば最新版が2019なら、2018・2017・2016もインストール可能です。
学校で使っているバージョンに合わせておくことをおすすめします。
学生版インストール手順はこちら
Mayaと3dsMaxの学生版インストール手順を以下にまとめています。