ディズニー発案のアニメーションを良く見せる12のテクについて
- 潰しと伸ばし -Squash and Stretch
- 予備動作-Anticipation
- 演出 -Staging
- ストレートアヘッドとポーズトゥポーズ -Straight Ahead Action and Pose to Pose
- のこし-Follow Through and Overlapping Action
- スローインとスローアウト -Slow In and Slow Out
- 運動曲線-Arc
- 副次アクション -Secondary Action
- タイミング -Timing
- 誇張 -Exaggeration
- 立体感のある絵 -Solid drawing
- アピール -Appeal
作画アニメのテクについてまとめられていますが、CGアニメーションでも考え方はまったく同じです。
この記事ではさらに「現場で即使えるテク」と「映像演出としての知識」の二つに分けてみました。
特に現場テクの「予備動作」「のこし」「運動曲線」はクオリティに直結します。
目次
CGアニメーションで抑えておきたい
ストレートアヘッドとポーズトゥポーズ
これは作画の技法というより手順の話です。
ストレートアヘッドはパラパラ漫画やコマ撮りアニメのように冒頭から一枚ずつ絵を描いていく手法。
対してポーズトゥポーズは先に大事な絵を描いてから間をつないでいく手法。
アニメやCGアニメーションではこちらの作り方が主流です。
タイミング
動きの緩急のつけ方。日本ではタメツメとも言います。
予備動作
動きの前の予兆動作について。
動きの方向と反対方向に動く。
これは必ず入れること。
スローインとスローアウト
動き始めと動き終わりは少しゆっくりにするとうまくいく。
CGではイーズともいいます。イーズイン・イーズアウト
のこし
フォロースルー:末端が行き過ぎてから止まる
オーバーラップ:基点から末端にかけて追従が遅れる
アニメ作画ではのこしといいます。
運動曲線
CGツールでは軌道と言われます。
動きの軌道がきれいな曲線になるように心がけよう、という話。
現実世界でも生き物の動きは滑らかな曲線を描いていて、軌道がいびつだとガクついて見えたり不自然さの原因になります。