CG制作の工程、レンダリングについてまとめました。
レンダリングとは
シーンで設定したすべての情報を計算して画像に変換する工程がレンダリングです。
※すべての情報…マテリアルや法線、ライティング、カメラなどなど
3Dでも2Dでも、最終的には画像や動画として誰でも見られる形式にする必要があります。
たとえばPhotoshopならJPG形式で保存すれば、すぐに画像として使えたりWebにあげることができます。
こうした2Dソフトに比べて、データが非常に複雑な3DソフトではぽちっとJPG形式で保存したら終わり、というわけにはいきません。
ライティングやマテリアルがどう影響して最終的にどんな絵になるかの計算処理が必要で、この計算処理のことをレンダリングといいます。
レンダリングの工程
映像制作の場合、3Dツールの最終工程がレンダリングになります。
レンダリングした画像をさらに編集ソフト(AfterEffectsなど)で加工して最終レンダリングする流れが一般的です。
ゲーム制作の場合、3Dツールではレンダリングしません。
中間ファイル(.fbxなど)に出力してゲームエンジン上でリアルタイムレンダリングする流れが一般的です。
プレビューと何が違う?
レンダリングと似た機能にプレビューがあります。
プレビューはシーンデータを元に動画ファイルを出力する機能です。
こちらはビューをそのままキャプチャ(撮影)して動画を出力するので、ビューに表示できない要素(ライティングやマテリアルなど)は出力できません。
あくまでアニメーション確認用の機能として使われます。
https://3dcg.comaroku.com/3dsmax-rendering-setting/