ポージングをより自然に見せるために気をつけるポイントについてまとめました。
骨格の破綻ポイント
キャラクターのポーズが不自然に見える時、「そもそも無理なポーズ」になっていることがあります。
CGは好きなポーズがとれる分、破綻したポーズになりやすいです。
以下にポージングの注意点をまとめてみました。
背骨を一連で曲げる
骨盤から首まできれいにつながるような回転を入れます。
背骨はひとつなぎの骨なので途中でボキッと折れ曲がることはありません。正中線のつながりを意識して同じくらいの角度でひねり・湾曲をさせるときれいなつながりになります。
手首と肘
肘の向きは手首の向き・腕の曲げ伸ばしによって大きく変わるので要注意。
手首の向きと肘の向きは連動しています。肘は自由に動かせるので破綻に気づきにくい箇所ですが、腕を伸ばしたときの肘の方向はほぼ決まってきます。
迷ったら必ず自分で同じポーズをとってみて、肘がどちらを向いているか確認していくと良いです。
足首と膝
膝はつま先の方向に合わせる。
手首・肘と同じように、足首と膝の向きも連動します。太ももから足首まで軽くひねりが入るので、膝はつま先より少し内向きになるぐらいが目安です。
肩と上腕
肩は上腕の角度に合わせるように回転させる。
肩(鎖骨)は上腕と連動します。肩が動くときは体幹も同じ方向へ回転するため、上半身全体の流れがきれいにつながるように意識すると自然なポーズになります。
骨盤と太もも
骨盤は両足の太ももの角度に合わせるように回転させる。
足の付け根にあたる骨盤は他の関節ほど大きく動くパーツではないですが、まったく動かさないと体幹からのつながりが悪いポージングになります。
骨盤を太ももに合わせて回転させることで、足が大きく動かせるようになりダイナミックなポーズがとりやすくなります。
骨格の破綻ポイントまとめ
- 背骨は一連に
- 手首と肘の向きに注意
- 足首と膝の向きにも注意
- 肩は上腕に合わせる
- 骨盤は太ももに合わせる
まずは『骨格的に不可能なポージング』をとらせないことがポージングの第一歩です。
基本をおさえてさらに魅力的なポージングを実践していきましょう!