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Maya / 各製品&ライセンス比較してみた

Maya

Mayaの製品が多すぎて分かりにくかったのでまとめました。

Maya製品一覧

Mayaは製品とライセンスで分けると以下の5種類あります。
※2022年5月現在

製品名 対象 価格 備考
Maya 誰でも 年額286,000円/月額36,300円
Maya Indie 対象制限あり 年額42,900円
Maya LT 誰でも 年額42,900円/月額5,500円 機能制限あり
体験版 誰でも 30日間無料 商用不可
学生版 学生 無料 ※在学中は1年ごとに更新 商用不可
学習目的なら…
中学生以降の学生さんは無料でフル機能が使える【学生版】が圧倒的におトクです。
社会人の方は【体験版】を30日間試用のあと【Indie版】の購入がおすすめ。
以下、順に解説していきます。
  1. Maya
  2. Maya Indie
  3. Maya LT
  4. 体験版
  5. 学生版

Maya

フル機能の本家版Maya。基本的に「Maya」といえばこちらの製品を指します。

Maya ソフトウェア | Autodesk公式

  • 誰でも使用可
  • 商用利用可
  • 年額286,000円/月額36,300円

Maya Indie

2020年8月にリリースされた、個人ユース想定のMayaです。

Maya Indie | Autodesk公式

  • 対象制限あり※後述
  • 機能制限なし
  • 商用利用可
  • 年額42,900円

対象要件

Maya Indieは対象者の制限があります。

  • クリエイティブ制作による年間総収入が 1,500 万円未満であること
  • 100,000米ドルを超えるプロジェクトではライセンスを使用できません

中身は本家Mayaと同じなので機能制限はありません。対象制限をクリアしていれば割安で商用利用に使うことができます。現在は年額サブスクのみ対応しているようです。

実際の購入した手順はこちらの記事にまとめています。

Maya / Maya Indie購入手順
個人開発をターゲットにしたリーズナブルな「Maya Indie」の購入手順についてまとめています。

Maya LT

Indie版リリース以前からある個人ユース向けがMayaLTです。

Maya LT | Autodesk公式

  • 誰でも使用可
  • 機能制限あり
  • 商用利用可
  • 年額42,900円 / 月額5,500円

機能制限があり、中身はMayaとは別物のソフトになります。

レンダリングはできないため映像制作には不向き。主にゲームアセットの制作向けです。

シーンファイルは独自形式の.mltで保存されます。
Mayaのシーンデータを開くことはできますが、Maya LTのシーンデータをMayaで開くことはできません。

Mayaとの機能比較は以下から。
Maya と Maya LT の比較 | オートデスク

体験版

いわゆる無償体験版。30日間だけ無料でMayaフル機能を試用できます。

Maya 無償体験版 | Autodesk公式
※「無償体験版をダウンロード」リンクからダウンロードできます

  • 誰でも使用可
  • 機能制限なし
  • 商用利用不可

当然ですが商用利用はできませんが、中身は本家Mayaと同じです。

学生版

学生だけが利用できる『無償教育版ライセンス』。こちらもMayaフル機能を利用できます。

Maya 教育機関限定ライセンス
※Autodeskのアカウント作成が必要です

  • 対象制限あり:学生のみ
  • 機能制限なし
  • 商用利用不可

体験版と同じく、商用利用はできませんが中身は本家Mayaと同じです。

中学生以上の学生さんなら圧倒的におトクです。
導入手順はこちらの記事に詳しくまとめています。

Maya学生版のインストール手順まとめ
業界標準3DCGソフト「Maya」無償学生版のダウンロードとインストール方法について紹介しています。インストール後のライセンス認証と最新版アップデート他、普通に使えるまでの手順について解説。

Mayaどれを使えば良いのかまとめ

学習に使いたいなら

学生:学生版
社会人:Maya Indie または Maya LT

学生か社会人かによって変わってきます。

学生なら学生版で一択。社会人の方はIndie版かLT版になってきます。

商用利用したいなら

Maya本家 / Maya Indie / Maya LT

仕事で使いたい、有料アセットを作って販売したいとかなら上記3種から選べます。

LT版の使いどころ

個人向けのLT版とIndie版。

どちらも年間サブスク代は¥42,900、商用利用もできるので、あえて機能制限のあるLT版を使う場面は少ないかもしれません。
たとえばLT版が必要なときってどんなとき?

Indie版の対象要件に当てはまらない

Indie版には使用要件があり、「年間総収入が 1,500 万円以上、または100,000米ドルを超えるプロジェクト」では使えません。

この場合はMaya LTを検討してみても良いと思います。

LT版は機能制限やシーンデータの専用形式などあるため、プロジェクトで使う場合は要確認です。

短期間の使用

Maya LTは月額サブスク(5,500円)ができるので、数か月だけMayaの作業が必要、とかであればIndie版よりおトクな選択肢になるかもしれません。
※Indie版は年額払いのみ