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Maya / 不具合の対処方法

Maya

Mayaが正常に動作しないときの対処法についてまとめました。

使っているPCがMayaの推奨スペックを満たしているかも合わせてご確認ください。

Maya / 作業PCの推奨スペック【Maya2020版】
Mayaを使うために必要なPCの推奨スペックについてまとめました。 Maya2020に必要なPCの推奨スペック Auto...

対処法

不具合によって対処はさまざまですが、今回は大きく3つご紹介します。

  1. 環境設定の初期化
  2. グラフィックドライバーの更新
  3. 評価モードを「DG」に変更する

以下から順に説明します。

環境設定の初期化

Mayaの環境設定「prefs」フォルダを初期化することで改善する場合があります。

【prefsフォルダの場所】

Maya2018日本語版の場合
C:\Users\%USERNAME%\Documents\maya\2018\ja_JP

  1. Mayaを起動していないことを確認する
    (起動している場合は終了する)
  2. エクスプローラから上記mayaフォルダへ移動する
  3. この中の「prefs」フォルダを削除・または適当な名前にリネームする
  4. Mayaを起動する
  5. プロンプトが表示されたら、「既定のプリファレンスを作成」を選択する
環境設定を初期化することで、プリファレンスの設定やショートカット・カスタムシェルフなど自分で変更した設定はすべて初期化されます。

グラフィックドライバーの更新

PCのグラフィックドライバーが古いことでMayaの挙動が不安定になる場合があります。

これは最新のグラフィックドライバーに更新することで改善します。

デバイスマネージャーから更新する

スタートメニューを右クリック>デバイスマネージャー

ディスプレイアダプター から使用しているグラフィックボードを確認します。

 

右クリック>ドライバーの更新>ドライバーソフトウェアの最新版を自動検索 を実行する

 

GeForce Experienceから更新する

GeForceの場合、GeForce Experienceからドライバーを更新することも可能です。

メーカーHPから最新ドライバーを入手する

デバイスマネージャーからうまくいかない場合は、各メーカーのドライバーページから最新ドライバーをダウンロードすることもできます。

【GeForce / Quadroの場合】
NVIDIAドライバダウンロード

【Radeonの場合】
Radeonドライバーとサポート

評価モードを「DG」に変更する

主にアニメーション作成時の不具合です。
古いバージョンで作られたリグは、最新のMayaでビュー表示や動作が不安定なことがあります。

この場合はMayaの設定で改善する場合があります。

ウィンドウ>設定/プリファレンス>プリファレンス>アニメーション

評価モード:DG に変更する

「DG」モードは表示の安定と引き換えにビュー上のリアルタイム再生が重くなります。
特に問題がなければそのまま「並列」モードがおすすめです。

安定動作のために

Autodeskデスクトップアプリから、Maya本体を最新環境にアップデートしておくことをおすすめします。

マイナーアップデートをする

Autodesk製品はリリースされた後もマイナーアップデートを重ねています。
例えばMaya2018にはサービスパックといわれるアップデートパッチが7つあり、最新バージョンはMaya2018.7(Maya2018 SP7)です。

バグの修正がされていることがあるので、インストール後は最新版へのアップデートも必須です。

Autodeskデスクトップアプリ

Autodeskデスクトップアプリは、ソフトを最新バージョンに更新するためのツールです。
Mayaと同時にインストールされています。

デスクトップのアイコン、または画面右下のタスクバーから起動します。

デスクトップアイコンから

タスクバーから

左側にインストール済みのAutodesk製品が並んでいるのでMayaを選択します。

最新のアップデートパッチがあれば更新するようにしましょう。

デスクトップアプリがうまく起動しない場合

Autodeskデスクトップアプリ自体が古いと起動しないことがあります。

その場合は最新のデスクトップアプリをインストールすることで使えるようになります。

【Autodeskデスクトップアプリダウンロード先】
Autodesk Desktop App