Mayaの製品多すぎて分かりにくかったのでまとめました。
Maya製品一覧
Mayaは製品とライセンスで分けると以下の5種類あります。
※2020年9月現在
製品名 | 対象 | 価格 | 備考 |
Maya | 誰でも | 年額272,800円/月額34,100円 | |
Maya Indie | 対象制限あり | 年額40,700円 | |
Maya LT | 誰でも | 年額40,700円/月額5,500円 | 機能制限あり |
体験版 | 誰でも | 30日間無料 | 商用不可 |
学生版 | 学生/専門学生 | 無料 ※1年ごとに更新 | 商用不可 |
Maya
いわゆる本家版Maya。業務で使用されるMayaはこちらを指すことが大半です。
- 誰でも使用可
- 商用利用可
- 年額272,800円/月額34,100円
サブスク代は高額ですが誰でもフル機能を商用利用できます。
Maya Indie
2020年8月にリリースされた、個人ユース想定のMayaです。
- 機能制限なし
- 対象制限あり
- 商用利用可
- 年額40,700円
主な対象要件
Maya Indieは対象者の制限があります。
- クリエイティブ制作による年間総収入が 1,500 万円未満であること
- 100,000米ドルを超えるプロジェクトではライセンスを使用できません
中身は本家Mayaと同じなので機能制限はありません。対象制限をクリアしていれば割安で商用利用に使うことができます。現在は年額サブスクのみ対応しているようです。
実際の購入手順は以下にまとめました。

Maya LT
Indie版リリース以前からある個人ユース向けがMayaLTです。
- 機能制限あり
- 対象制限なし
- 商用利用可
- 年額40,700円/月額5,500円
機能制限があり、中身はMayaとは別物のソフトになります。
レンダリングはできないため映像制作には不向き。主にゲームアセットの制作向けです。
シーンファイルは独自形式の.mltで保存されます。Mayaのシーンデータを開くことはできますが、Maya LTのシーンデータをMayaで開くことはできません。
本家Mayaとの比較は以下から。
Maya と Maya LT の比較 | Maya 製品の比較 | オートデスク
体験版
いわゆる無償体験版。30日間だけ無料でMayaフル機能を試用できます。
- 機能制限なし
- 対象制限なし
- 商用利用不可
当然ですが商用利用はできませんが、中身は本家Mayaと同じです。
学生版
学生だけが利用できる『無償教育版ライセンス』。こちらもMayaフル機能を利用できます。
- 機能制限なし
- 対象制限なし
- 商用利用不可
中学生以上の学生さんなら圧倒的におトクです。導入手順は以下に詳しくまとめています。

Mayaどれを使えば良いのかまとめ
商用利用したい
Maya本家 or Maya Indie
仕事で使いたい、何か作って販売したいなら上記がおすすめです。
学習に使いたい
学生:学生版
社会人:Maya Indie(の前に体験版も)
学習用途なら学生・社会人かによって変わってきますが上記2パターンかな。
Maya LTの使いどころ
商用利用ができるLT版とIndie版。
年間維持費が同額(40,700円)のIndie版リリースによって、機能制限のあるLT版の使いどころが微妙になりました。
Indie版の対象要件に当てはまらない
年間総収入が 1,500 万円以上、または100,000米ドルを超えるプロジェクトではIndie版が使えません。
この場合はMaya LTを検討してみても良いと思います。
短期間の使用
Maya LTは月額サブスク(5,500円)ができるので、短期間であればIndie版よりおトクな選択肢になるかも。
中学生以降の学生さんは無料でフル機能が使える【学生版】が圧倒的におトクです。
社会人の方は【体験版】を30日間試用のあと【Indie版】の購入がおすすめ。