Mayaのインストール後、より快適に使うための環境整理についてまとめています。
インストール後の注意点
マイナーアップデートをする
Autodesk製品はリリースされた後もマイナーアップデートを重ねています。
例えばMaya2018にはサービスパック/SPといわれるアップデートパッチが7つあり、最新バージョンはMaya2018.7です。
バグの修正がされているため、Autodeskデスクトップアプリから最新版へアップデートしておきましょう。
Autodeskデスクトップアプリ
Autodeskデスクトップアプリは、ソフトを最新バージョンに更新するためのツールです。
Mayaと同時にインストールされています。
スタートメニュー【Autodesk】>【Autodeskデスクトップアプリ】
デスクトップのアイコン、または画面右下のタスクバーからでも起動できます。
デスクトップアプリを起動したら左側のMayaアイコンを選択します。
最新のアップデートパッチがあれば更新するようにしましょう。
インストーラは削除する
Mayaのインストール後、Cドライブ直下にある「Autodesk」フォルダは不要になります。
「Autodesk」フォルダ内にはインストール時に解凍したデータの他、デスクトップアプリからダウンロードした更新データも入っています。
このフォルダだけで容量が数GB~10GB近くになるので、最新バージョンへアップデートしたら「Autodesk」フォルダごと削除してOKです。
Mayaセキュリティツールを導入する
近年、Mayaに感染するマルウェアがいくつか確認されています。
感染するとシーンデータから他のPCにも感染するため、対策ツールの導入をおすすめします。
Mayaのセキュリティ対策については以下の記事に詳しくまとめました。
使用バージョンに注意
基本的に「新しいバージョン」で保存したデータを「古いバージョン」で開くことはできません。
例:Maya2019で保存したデータをMaya2018では開けません
せっかく家で作業したのに学校で開けなかった...ということがないように、
自宅に学生版をインストールする時は学校で使っているバージョンに合わせておくのが安全です。
上位バージョンで保存してしまったときの対応策
間違えて上位バージョンで保存してしまった場合は、シーンデータを.ma形式で保存する対策があります。
例えばMaya2018のシーンデータをmb形式で保存すると、Maya2016ではエラーが出て開けません。
Maya2018のシーンデータをma形式で保存すると、Maya2016でも開けます。
とはいえ画像のようにエラーは出ますし確実ではありません。
複雑なシーンや新機能を使っているシーンでは不具合が起きることもありえます。
Mayaのバージョンの扱いには気をつけましょう。